国試受験は、富士山登山みたい?

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私は診療放射線技師養成校で、非常勤講師として10年以上、学生の指導に携わっています。

国試に合格してからが、診療放射線技師としての本当スタートです。

とは言え、学生からしたらまず国試に合格することが目標であると思います。

その診療放射線技師の国家試験は、毎年2月に行われ、
**合格基準は「200点満点中120点以上」かつ「0点の科目がないこと」**です。

この120点という基準。

「加点法」で考えますか?それとも「減点法」でしょうか?

以前、学生たちに聞いてみたところ、「減点法」で考える人が多い印象でした。

あなたなら、どちらの考え方を選びますか?

私は断然、「加点法」をおすすめしています。その理由を、富士山登山にたとえて説明します。

富士山登山と国家試験の共通点

頂上(国試当日)に向かうまでに、いくつものチェックポイントがある

国試当日が最大の山場であることは間違いありません。

しかし、そこに至るまでには

  • 学校の定期試験
  • 模擬試験
  • 卒業試験
  • 卒業研究

など、いくつものイベントがあります。

これらを一つ一つ、丁寧にこなしていくことがとても重要です。

言うならば、それぞれが「登山の休憩所」のようなものです。最終ゴールを見据えながらも、目の前のポイントを確実にクリアしていくことで、頂上に近づいていくことができます。

傾斜の変化=成績の伸び悩み

富士山の形をイメージしてみてください。

麓の登り始めはなだらかで、順調に進めるかもしれません。
勉強においても、最初のうちは努力した分だけ点数が上がりやすいです。

しかし、ある程度の点数まで来ると、誰もが「伸び悩み」を経験します。
これは、登山でいうところの急な傾斜に差し掛かるイメージです。
一歩進むのに、以前よりも多くの時間と労力がかかるようになります。

これは誰にでも起こることなので、焦る必要はありません。
粘り強く、足を止めず、少しずつでも前に進みましょう。

困難を乗り越えた先に

登山では、天候の変化や高山病など、思わぬ困難に見舞われることもあります。
国家試験の勉強でも、モチベーションの低下や体調不良など、いろいろな壁にぶつかるかもしれません。

やることはシンプル

それでも、私たちにできることは、
「今できる一歩を積み重ねること」だけです。

そして成功体験を少しずつ積み上げること。
それがやがて、大きな自信となり、確かな実力へとつながっていきます。

どのルートを選んだとしても、頂上は一緒です。
様々な困難に出会うこともありますが、それを乗り越えた先に頂上の景色が待っているのです。

小さな1点1点を確実に積み重ねて行きましょう。

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