68回放射線計測

68回

勉強不足のため不完全ではありますが、少しでも参考になればと思います。

AM

78 物理量と放射線の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。

1.W値    炭素線
2.カーマ   電子線
3.阻止能   X線
4.照射線量  中性子線
5.質量エネルギー吸収係数 γ線

解 1、5

放射線計測のメモ1を参考にしてください。

79 発光現象を利用した検出器はどれか。2つ選べ。

1.電離箱
2.GM 計数管 
3.比例計数管 
4.シンチレーション検出器 
5.熱ルミネッセンス線量計

解 4、5

割愛します。

80 吸収線量で正しいのはどれか。

1.熱量計によって絶対測定ができる。 
2.制限質量衝突阻止能比に反比例する。
3.測定値の温度気圧補正には Boag の式が用いられる。 
4.過渡電子平衡が成立するときは衝突カーマに等しい。
5.霧箱では Bragg-Gray<ブラッグ・グレイ>の空洞理論に基づいて測定する。

解 1

吸収線量を測定する方法は、照射線量計(指頭型空洞電離箱)から吸収線量を求めるのが一般的です。

他に吸収線量を直接測定する方法として、熱量計を用いる方法があります。物質に付与されたエネルギーは最終的には熱になるで、物質の吸収エネルギーを温度変化として捉えます。ただし装置が大がかりのため使用されないそうです。

81 GM 計数管で正しいのはどれか。

1.不感時間がない。
2.電離箱領域で動作する。 
3.中心電極の近傍では電界が弱い。 
4.出力信号は一次電離量に比例しない。 
5.外部消滅法は放電直後に印加電圧を上げる。

解 4

GM計数管領域の特徴と思われます。

放射線計測装置の概要も参考にしてください。

82 高エネルギー光子線の吸収線量計測で正しいのはどれか。2つ選べ。

1.水等価ファントムを使用することができる。 
2.エネルギーが高くなるほど電離箱の線質変換係数は小さくなる。 
3.校正深でのファーマ形電離箱による測定では半径変位法を用いる。 
4.パルス当たりの電離密度が高くなるほどイオン再結合は大きくなる。 
5.エネルギーが高くなるほど水/空気の質量衝突阻止能比は大きくなる。

解 2、4

成書を参考にして下さい。

PM

79 吸収線量 D を表す式はどれか。ただし、E は光子のエネルギー、Φ はフルエンス、μtr/ρ は物質の質量エネルギー転移係数、μen/ρ は物質の質量エネルギー吸収係数、μ/ρ は物質の質量減弱係数とする。

解 3

放射線計測のメモ1を参考にしてください。

80 放射線検出器と関係する項目の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。

1.BF3計数管        熱中性子線
2.半導体検出器       イオン再結合
3.電離箱線量計       電子なだれ
4.蛍光ガラス線量計     紫外線照射
5.ラジオクロミックフィルム 現像

解 1、4

放射線計測装置の概要放射線計測装置の概要2を参考にしてください。

81 ある放射性試料の計数は5分間測定で 800 カウント、バックグラウンドが10分間測定で 400カウントであった。正味計数率<cpm>とその標準偏差はどれか。

1.120 ± 3
2.120 ± 6
3.120 ± 12
4.160 ± 15 
5.160 ± 18

解 2

計算中・・・

82 電離箱線量計を用いた高エネルギーX線の線量計測で必要ない補正項目はどれか。

1.温 度 
2.極性効果 
3.線量率依存性 
4.イオン再結合 
5.エネルギー依存性

解 3

調査中

83 1.37 及び 2.75 MeV の γ 線を放出する 24Na のエネルギースペクトルを測定した結果、0.51 MeV にピークが観測された。このピークを説明する現象はどれか。

1.後方散乱
2.制動放射
3.干渉性散乱
4.電子対生成 
5.コンプトン散乱

解 4

0,51MeVのピークは消滅γ線によるピークになります。

このピークは、測定対象のエネルギーが1.02MeV以上で電子対生成が関与するようになるために観測されます。

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