70回放射線計測

70回

勉強不足のため不完全ではありますが、少しでも参考になればと思います。

AM

78 衝突カーマを求める式で正しいのはどれか。ただし、フルエンスを Φ、エネルギーフルエンスを Ψ、質量衝突阻止能をScol/ρ、質量エネルギー転移係数を μtr/ρ、質量エネルギー吸収係数を μen/ρ とする。

1.Φ Scol /ρ
2.Φ μen/ ρ
3.Ψ Scol/ ρ
4.Ψ μtr/ ρ
5.Ψ μen / ρ

解 5

放射線計測のメモ1を参考にしてください。

79 発光現象を利用した検出器はどれか。

1.電離箱
2.OSLD
3.GM 計数管 
4.半導体検出器 
5.Fricke<フリッケ>線量計

解 2

放射線計測装置の概要2を参考にしてください。

80 ある放射性試料で同一の測定時間の計数を N 回繰り返し、平均計数値は x カウントであった。この平均計数値の標準偏差はどれか。

解 5

覚えてしまいましょう。

81 照射線量について正しいのはどれか。2つ選べ。

1.水中で定義される。
2.単位は J・kg-1 である。 
3.荷電粒子に対して定義される。 
4.制動放射による電離を含めない。 
5.エネルギーフルエンスに比例する。

解 4、5

消去法がオススメかと思います。

放射線計測のメモ1を参考にしてください。

82 高エネルギー電子線における水の深さと深部量百分率の関係を図に示す。 電子線のエネルギー[MeV]に最も近いのはどれか。 ただし、水の質量阻止能は 1.9 MeV・cm2・g-1 とする。

1.10
2.12
3.14
4.16
5.18

解 4

PM

79 放射線計測で用いられる物理量と単位の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。

1.カーマ   J・kg-1
2.吸収線量  C・kg-1
3.質量阻止能 m-2・kg-1
4.フルエンス m2
5.質量エネルギー吸収係数 m2・kg-1

解 1、5

放射線計測のメモ1を参考にしてください。

80 空洞空気を取り囲む水の吸収線量を Bragg-Gray<ブラッグ・グレイ>の空洞理論によって表す式はどれか。ただし、空洞に生じた電荷量を Q、空洞の質量を m、空気中で1イオン対を作るのに必要な平均エネルギーを W、素電荷を e、水の質量衝突阻止能を(Scol/ρ)w 、 空気の質量衝突阻止能を(Scol/ρ)air とする。

解 2

水の質量衝突阻止能/気体の質量衝突阻止能を、質量衝突阻止能比と言います。

空気を基準にした時の、水の吸収線量を求めることを考えるとイメージしやすいと思います。

81 NaI:Tl シンチレーション検出器と比較した場合の高純度 Ge 半導体検出器の特性で正しいのはどれか。2つ選べ。

1.検出感度が低い。 
2.時間分解能が低い。 
3.エネルギー分解能が低い。 
4.使用時は冷却を必要とする。 
5.エネルギー依存性が大きい。

解 1、4

NaI(Tl)シンチレータ、半導体検出器、Ge半導体検出器の3つの特徴を覚えましょう。

1.検出感度が低い。 NaI(Tl)シンチレータは発光効率が高いです。

2.時間分解能が低い。 半導体検出器は時間分解能に優れています。

3.エネルギー分解能が低い。 半導体検出器はエネ分解能に優れています。

4.使用時は冷却を必要とする。 Ge半導体の特徴です。

82 端窓型 GM 計数装置による放射能絶対測定に必要がないのはどれか。

1.幾何学的効率の補正
2.イオン再結合補正
3.線源の自己吸収補正
4.数え落としに関する補正 
5.試料台による後方散乱補正

解 2

GM計数装置による絶対測定で、必要となる補正には次のようなものがあります。

幾何因子、空気層と検出器入射窓の吸収補正、試料台による後方散乱補正、線源の自己吸収補正、分解時間係数(数え落としに関する補正 ?)

83 エネルギースペクトルで正しいのはどれか。

1.90Sr の β 線は線スペクトルである。
2.241Am の α 線は線スペクトルである。
3.60Co の γ 線は連続スペクトルである。 
4.リニアック治療装置の X 線は線スペクトルである。 
5.拡大ブラッグピーク内の陽子線は線スペクトルである。

解 2

成書でグラフを確認すると良いと思います。

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