50 静脈血が流れる血管はどれか。
1.大動脈
2.肺動脈
3.冠状動脈
4.腹腔動脈
5.気管支動脈
2
大静脈→右心房→右心室→肺動脈 ここは静脈血です。
肺動脈→肺胞→肺静脈 肺胞で静脈血から動脈血に変わります。
51 最も頭側に位置するのはどれか。
1.鼻 腔
2.篩骨洞
3.上顎洞
4.前頭洞
5.蝶形骨洞
4
前頭洞になります。
53 じん肺に分類されるのはどれか。
1.石綿肺
2.過敏性肺臓炎
3.サルコイドーシス
4.肺アスペルギルス症
5.肺クリプトコッカス症
1
じん肺の代表的なものに石綿肺があります。石綿(アスベスト)が原因の粉じんとなり、港湾労働者や建設業者などに見られ、肺癌や悪性中皮腫を合併しやすいです。
54 細胞質内に存在する構造でないのはどれか。
1.核小体
2.小胞体
3.ゴルジ装置
4.リボゾーム
5.ミトコンドリア
1
細胞は細胞膜で覆われていて、内部は核と細胞質で構成されています。
- 核内に存在するもの 核小体、DNA
- 細胞質内に存在するもの ミトコンドリア、リボソーム、小胞体、ゴルジ装置、リソソーム
55 右心房に開口するのはどれか。
1.奇静脈
2.肺静脈
3.下大静脈
4.右腕頭静脈
5.左鎖骨下静脈
3
1.奇静脈 上大静脈に注ぎ、上大静脈と下大静脈を連絡します。
2.肺静脈 左心房に注ぎます。
4.右腕頭静脈 上大静脈に注ぎます。
5.左鎖骨下静脈 左腕頭静脈に注ぎます。
56 内耳の構造物はどれか。
1.鼓 室
2.鼓 膜
3.耳 管
4.耳小骨
5.半規管
5
耳の解剖は、次のように構成されています。
- 外耳 耳介、外耳道
- 中耳 鼓膜?、鼓室、耳小骨(ツチ骨、キヌタ骨、アブミ骨)
- 内耳 三半器官、前庭、蝸牛
57 左肺に認められない肺区域はどれか。
1.S6
2.S7
3.S8
4.S9
5.S10
2
肺区域の違いは次の通りです。
葉 | 右 10区域 | 左 8区域 |
上葉 | S1 S2 S3 | S1+2 S3 S4 S5 |
中葉 | S4 S5 | ー |
下葉 | S6 S7 S8 S9 S10 | S6 S8 S9 S10 |
右肺を基本とし、覚えると良いと思います。そして左肺区域は心臓があるため、右肺区域と異なると覚えましょう。具体的には、以下の通りです。
左肺には中葉がなく、S4・S5が上葉となっています。この区域を舌区と言います。
左肺の下葉内側も、心臓の影響と思われますが、S7が存在しません。
58 視覚器で光を受容する細胞があるのはどれか。
1.角 膜
2.虹 彩
3.網 膜
4.硝子体
5.毛様体
3
知識がないのでネット検索した結果を、載せておきます。
光は角膜・水晶体で屈折作用を経て、虹彩で光の絞り作用を受け、網膜の光受容体に達するそうです。
59 虚血性心疾患はどれか。 2 つ選べ。
1.狭心症
2.心筋梗塞
3.肥大型心筋症
4.心室中隔欠損症
5.心サルコイドーシス
1,2
割愛します。
60 アナフィラキシーショックに用いる第一選択薬はどれか。
1.NSAIDs
2.抗不整脈薬
3.ステロイド
4.アドレナリン
5.抗ヒスタミン薬
4
アナフィラキシーショックに対する第一選択薬は、エピネフリン(アドレナリン)になります。
(必要があれば?)次に抗ヒスタミン薬や副腎皮質ステロイドなどが投与されると思います。
61 成長ホルモンを産生するのはどれか。
1.膵 臓
2.副 腎
3.下垂体
4.甲状腺
5.松果体
3
下垂体から分泌されるホルモンは次の通りです。
- 下垂体前葉 成長ホルモン、甲状腺刺激ホルモン、プロラクチン、副腎皮質刺激ホルモン、黄体形成ホルモン、卵胞刺激ホルモン
- 下垂体後葉 オキシトシン、バソプレシン
他の選択肢の内分泌機能は次の通りです。
- 膵臓 グルカゴン・インスリン・ソマトスタチン
- 副腎皮質 ステロイドホルモン(アルドステロン、コルチゾール、アンドロゲンやエストロゲン)
- 副腎髄質 カテコールアミン(アドレナリン、ノルアドレナリン、ドパミン)
- 甲状腺 甲状腺ホルモン(サイロキシン、トリヨードサイロニン)
- 松果体 メラトニン
62 成人で骨髄穿刺を行う部位はどれか。
1.鎖 骨
2.腸 骨
3.肩甲骨
4.上腕骨
5.大腿骨
2
腸骨や胸骨で骨髄穿刺を行うそうです。
63 上皮が皮膚と同じ組織型なのはどれか。
1.気 管
2.小 腸
3.食 道
4.膀 胱
5.卵 管
3
皮膚は扁平上皮になります。選択肢の中で扁平上皮は、食道になります。
64 転移性脳腫瘍の原発巣で最も多いのはどれか。
1.腎 癌
2.乳 癌
3.肺 癌
4.大腸癌
5.前立腺癌
3
原発巣として特に多いのが、肺癌になります。
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