15 MRI の化学シフト(共鳴周波数の差)を用いた脂肪抑制法として誤っているのは
どれか。
1.SPIR法
2.STIR法
3.CHESS法
4.DIXON法
5.二項励起パルス
2
MRIの脂肪抑制法には、以下の手法があります。
- T1緩和を利用する手法 STIR法
- 共鳴周波数差を利用する手法 脂肪飽和法(CHESS法)、DIXON法、DE pulse法
- T1緩和と共鳴周波数の差を併用 SPIR法
16 眼底写真(No. 1)を示す。 視神経乳頭はどれか。
1.ア
2.イ
3.ウ
4.エ
5.オ
1
17 脳のファンクショナル MRI で解析対象の信号源に利用されるのはどれか。
1.BOLD による磁化率効果
2.MTパルスによる磁化移動効果
3.MPG による水分子拡散強調効果
4.CHESS パルスによる脂肪信号抑制効果
5.ガドリニウム造影剤による緩和時間短縮効果
1
ファンクショナルMRIについての問題です。ファンクショナルMRIは、BOLD効果を利用しています。血液の酸素化の度合いによってMR信号が変化することを利用しています。
18 膝 MRI のプロトン密度強調矢状断像(No. 2)を示す。 矢印で示すのはどれか。
1.半月板
2.後十字靱帯
3.前十字靱帯
4.外側側副靱帯
5.内側側副靱帯
2
MRIの画像解剖の問題です。この矢状断はほぼ正中のため、半月板や側副靱帯は観察出来ません。
19 頭部 MR 像(No. 3)を示す。 矢印で示すのはどれか。
1.外転神経
2.顔面神経
3.三叉神経
4.動眼神経
5.内耳神経
3
MRIの画像解剖問題です。撮像された画像はcisteternographyで、三叉神経や聴神経を描出するために撮像されます。矢印は三叉神経です。
20 肝臓の超音波像(No. 4)を示す。 矢印で示すのはどれか。
1.下大静脈
2.中肝静脈
3.左肝静脈
4.右肝静脈
5.腹部大動脈
1
超音波の画像解剖問題です。矢印部分は下大静脈になります。
21 SE 法と比較した高速 SE 法の特徴で正しいのはどれか。
1.撮影時間の延長
2.脂肪の低信号化
3.磁化率効果の減少
4.画像の高コントラスト化
5.パーシャルボリューム効果の減少
3
高速SE法についての問題です。高速SE法は180°パルスが複数あるのが特徴です。この180°パルスが磁場不均一を補正する役割がありますので、磁化率効果の減少が解で良いと思います。
22 上腹部超音波横断像(No. 5)を示す。 矢印で示すのはどれか。
1.門 脈
2.肝動脈
3.脾静脈
4.腹部大動脈
5.上腸間膜動脈
5
超音波の画像解剖問題です。矢印は上腸間膜動脈になります。
23 骨盤部 MRI の T2 強調像(No. 6)を示す。 矢印で示すのはどれか。
1.子 宮
2.精 囊
3.直 腸
4.膀 胱
5.前立腺
5
MRIの画像解剖問題です。矢印は前立腺になります。
24 プローブを第4肋間胸骨左縁から頭側に傾けて撮影した心エコーの四腔断面像 (four chamber view)No. 7を示す。矢印で示す構造はどれか。
1.右心室
2.左心室
3.左心房
4.大動脈
5.肺動脈
2
超音波の画像解剖問題です。矢印は左心室になります。
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