50 最も腹側に位置するのはどれか。
1.胃
2.腎 臓
3.膵 臓
4.副 腎
5.大動脈
1
51 リボソームが付着する細胞内小器官はどれか。
1.核小体
2.小胞体
3.リソソーム
4.ミトコンドリア
5.Golgi<ゴルジ>体
2
リボソームは2種類あります。
- 付着リボソーム 小胞体に付着し、細胞外に分泌されるタンパク質を合成します。
- 遊離リボソーム 細胞質内に散在し、細胞内で利用されるタンパク質を合成します。
52 喫煙と関連が少ないのはどれか。
1.狭心症
2.歯周病
3.肺気腫
4.肺腺癌
5.慢性気管支炎
4
肺がんは、以下のよう分類されることがあります。この中で喫煙と強い関係があるとされるのは、扁平上皮癌と小細胞癌になります。
- 非小細胞癌
- 扁平上皮癌
- 腺癌
- 大細胞癌
- 小細胞癌
53 頭蓋骨を構成するのはどれか。2つ選べ。
1.距 骨
2.篩 骨
3.三角骨
4.蝶形骨
5.有頭骨
2,4
頭蓋骨を構成するものが問われていますが、副鼻腔4つを覚えていれば解答できると思います。
距骨は足関節、三角骨と有頭骨は手根骨になります。消去法でもアプローチ可能だと思います。
54 肺の栄養血管はどれか。
1.肺動脈
2.内胸動脈
3.肋間動脈
4.気管支動脈
5.外側胸動脈
4
肺を栄養するのは、気管支動脈になります。
55 膵臓から分泌されるホルモンはどれか。2つ選べ。
1.リパーゼ
2.インスリン
3.ガストリン
4.グルカゴン
5.アルドステロン
2,4
膵臓から分泌されるホルモンは、グルカゴン、インスリンとソマトスタチンです。
56 尿量調節と関連が最も低いのはどれか。
1.レニン
2.バソプレシン
3.アルドステロン
4.ソマトスタチン
5.アンジオテンシン
4
レニン、アルドステロンとアンジオテンシンは腎臓と関連するホルモンで、水・ナトリウムバランスを保つ役割があり、尿量にも関連します。
またバソプレシンは下垂体後葉に関するホルモンで尿崩症との関連があります。
57 眼球運動に関わるのはどれか。
1.視神経
2.滑車神経
3.顔面神経
4.三叉神経
5.迷走神経
2
眼球運動に関わる脳神経は、以下の通りです。
- 動眼神経
- 滑車神経
- 外転神経
58 経口感染するのはどれか。
1.結核菌
2.サルモネラ菌
3.風疹ウイルス
4.梅毒トレポネーマ
5.インフルエンザウイルス
2
サルモネラ菌は、食中毒と関連があります。他の選択肢は水平感染の代表例なので、消去法でもアプローチは可能と思われます。
59 高血圧を呈するのはどれか。
1.川崎病
2.慢性膵炎
3.褐色細胞腫
4.多発性骨髄腫
5.甲状腺機能低下症
3
二次性高血圧と関連がある代表的な疾患は次の通りです。
- 褐色細胞腫
- 原発性アルドステロン症
- クッシング症候群
- 甲状腺機能亢進症
- 腎動脈狭窄
60 眼窩吹き抜け骨折の症状として誤っているのはどれか。
1.複 視
2.鼻出血
3.眼窩気腫
4.眼球突出
5.視力障害
4
眼球突出は、バセドウ病と関連があります。
61 小児に好発する脳腫瘍はどれか。
1.髄芽腫
2.髄膜腫
3.血管芽腫
4.下垂体腺腫
5.悪性リンパ腫
1
小児の原発性脳腫瘍で、上位を占めるものは次のようになります。
- 神経膠腫
- 胚細胞腫
- 髄芽腫
- 頭蓋咽頭腫
- 髄膜腫
62 白内障について誤っているのはどれか。
1.高齢者に多い。
2.水晶体の混濁を生じる。
3.主な症状は視力の低下である。
4.放射線被ばくは原因の一つである。
5.ほとんどの場合は薬物治療で改善する。
5
薬物治療は、予防目的もしくは進行を遅らせることを目的としています。治療するには、手術が必要になります。
63 染色体異常によって起こるのはどれか。2つ選べ。
1.Cushing<クッシング>症候群
2.Sjögren<シェーグレン>症候群
3.Turner<ターナー>症候群
4.Down<ダウン>症候群
5.ネフローゼ症候群
3,4
ターナー症候群は、性染色体の異常が関係します。低身長、性腺異形成や特徴的奇形徴候などの特徴があります。
ダウン症候群は、卵子や精子の分裂異常、または受精時に偶然に起こる染色体異常によるものです。
64 予防にワクチンが用いられている疾患はどれか。
1.麻 疹
2.C 型肝炎
3.HIV 感染症
4.MRSA 感染症
5.マイコプラズマ肺炎
1
定期予防接種に定められているものは、ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオ、麻疹、風疹、BCG、日本脳炎や水痘などがあります。
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