84 IVR による治療前の脳血管造影像No. 7Aと治療後の脳血管造影像No. 7Bを示す。誤っているのはどれか。
1.正面撮影である。
2.DSA 画像である。
3.ステント留置術が行われた。
4.内頸動脈が造影されている。
5.治療目的は脳動脈瘤の破裂防止である。
3
A画像で、左内頸動脈に動脈瘤を観察することが出来ます。脳動脈瘤に対する代表的な治療法は、クリップとコイル塞栓になります。B画像はコイル塞栓した画像になります。
85 医療廃棄物の処理について正しいのはどれか。
1.病原体別に容器を使い分ける。
2.容器に段ボール箱を使用する。
3.蓋がない解放した容器を用いる。
4.デバイス類は可能な限り再利用する。
5.使用済みの注射針はリキャップせず廃棄する。
5
割愛します。
86 右足関節 X 線写真側面像No. 8を示す。 立方骨はどれか。
1.ア 2.イ 3.ウ 4.エ 5.オ
5
ア 距骨、イ 舟状骨、ウ 楔状骨、エ 踵骨、オ 立方骨
87 顔面単純 CT 像No. 9を示す。 描出されていないのはどれか。
1.顎下腺
2.上咽頭
3.上顎洞
4.歯突起
5.鼻中隔
1
問題画像のスライスでは、耳下腺が観察出来ると思います。
88 管電圧 70 kV、管電流 100 mA、撮影時間 0.5 s、SID 100 cm の撮影条件を管電 圧および画像処理条件を変化させないで、管電流 150 mA、SID 150 cm にした。同一濃度を得る撮影時間[s]はどれか。
1.0.25
2.0.5
3.0.75
4.1.25
5.1.5
3
X線量がどのように変化するか考えます。
- 管電流は、3/2倍
- 撮影距離が3/2倍、線量は4/9 ※撮影距離と線量の関係は逆2乗になるため
- トータルの線量比は、3/2 × 4/9 = 2/3
mAsで考え、同濃度を得るためには撮影時間を3/2倍します。
0,5[sec] × 3/2 = 0,75[sec] が答えになります。
89 患者の被ばく線量の低減に直接寄与するのはどれか。
1.DRL
2.焦点サイズ
3.仮想グリッド
4.ノイズ除去処理
5.X 線付加フィルタ
5
画像に寄与しない低線量のX線を除去してくれるためと思います。
90 内視鏡を使用する造影検査はどれか。
1.ERCP
2.HSG
3.IVP
4.MRCP
5.PTC
1
ERCPは、endoscopic retrograde cholangiopancreatographyの略です。日本語では、内視鏡的逆行性胆管膵管造影です。
91 X 線写真No. 10を示す。 異常を認める部位はどれか。
1.烏口突起
2.肩 峰
3.鎖 骨
4.上腕骨頭
5.肋 骨
3
鎖骨骨折になります。
92 頸椎撮影の体位と観察部位の組合せで正しいのはどれか。
1.正面撮影ーーーーーーーー前縦靱帯
2.斜位撮影ーーーーーーーー後縦靱帯
3.開口位撮影ーーーーーーー黄色靱帯
4.側面(中間位)撮影ーーー椎間孔
5.側面(前屈位)撮影ーーー環椎歯突起間距離
5
覚えてしまいましょう。
93 冠動脈 CT に用いられる画像表示法で、冠動脈内腔の中心線抽出が必要なのはどれか。
1.VR 2.MIP 3.MinIP 4.Raysum 5.Curved MPR
5
覚えてしまいましょう。
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