67回 午後 診療画像検査学

67回
15 1.5T MRI の高速FLAIR法について、TRを 10,000 ms、実効 TEを 100 ms とした場合、TI〈inversion time〉[ms]の値として適切なのはどれか。

1. 50
2.150
3.400
4.900
5.2,500

5

1.5TにおけるFLAIRのTIは、2,500[ms]程度で設定されます。

参考までに、1.5TにおけるSTIRのTIは、140[ms]程度に設定されます。

16 SE 法と比べた高速 SE 法の特徴で正しいのはどれか。

1.撮影時間の延長
2.脂肪の高信号化
3.磁化率効果の増大
4.比吸収率〈SAR〉の低下
5.軟部組織コントラストの向上

2

高速SE法は、SE法と比べて脂肪がより高信号となる場合が多いです。詳細は割愛しますが、MT効果とJカップリングの影響です。

17 T1強調像で最も高信号を呈するのはどれか。

1.筋 肉
2.脂 肪
3.靱 帯
4.骨皮質
5.脳脊髄液

2

脂肪は、T1Wで高信号で描出されます。

18 MR 像(No. 1)を示す。 矢印で示すアーチファクトの原因はどれか。

1.血 流
2.磁化率
3.外来電波
4.化学シフト
5.呼吸による腹壁の動き

1

大動脈の拍動によるアーチファクトになります。

19 ドップラー超音波検査で発生するアーチファクトはどれか。

1.折り返し
2.位相分散
3.化学シフト
4.クロストーク
5.トランケーション

1

覚えてしまいましょう。

20 肝臓の MR 像(No. 2)を示す。 正しい組合せはどれか。

1.ア 十二指腸
2.イ 胆 囊
3.ウ 門 脈
4.エ 腹部大動脈
5.オ 下大静脈

5

ア:胆嚢、イ:門脈?、ウ:膵臓、エ:脊髄、オ:下大静脈

21 頭部 MRI の T1 強調冠状断像(No. 3A)と T2 強調冠状断像(No. 3B)を示す。病変があるのはどれか。

1.下垂体
2.四丘体
3.松果体
4.錐 体
5.扁桃体

1

下垂体に病変があります。

22 頭部 MR 像(No. 4)を示す。 矢印で示すのはどれか。

1.視 床
2.脳 梁
3.被 殻
4.尾状核
5.淡蒼球

4

尾状核です。

23 腹部超音波像(No. 5)を示す。 正しいのはどれか。

1.胆 石
2.腹 水
3.胆囊炎
4.肝内胆管拡張
5.胆囊ポリープ

1

音響陰影が確認出来るので、胆石になります。

24 頸部超音波像(No. 6)を示す。 正しい組合せはどれか。

1.ア 皮 膚
2.イ 気 管
3.ウ 甲状腺
4.エ 総頸動脈
5.オ 皮下脂肪

3

ア:前頸筋群、イ:総頸動脈、ウ:甲状腺右葉、エ:気管、オ:峡部

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