72回午後 RI

72回

技師になってから、RI業務は行っておりません。だから不完全だと思いますが、少しでも参考になればと思います。調査中が多いですが、許してください。

25 脳 SPECT 像No. 5を示す。 使用された放射性医薬品はどれか。

1.99mTc – ECD 
2.99mTc – HMPAO 
3.123I – IMP
4.123I – イオフルパン 
5.123I – イオマゼニル

解 1、5

難問?調査中?

画像より陽性像は、大脳基底核だと推測しました。よって脳血流シンチではないことがわかりますので、1、2、3は選択肢から外せると思います。

イオフルパンはパーキンソン病などの診断に、イオマゼニルはてんかんの診断に用いられると思います。どちらかというとパーキンソン病の方が基底核と関連があると思ったのですが、正解はイオマゼニルでした。

26 核医学検査に用いられる放射性医薬品で正しいのはどれか。 

1.急性放射線障害が 10%程度生じる。 
2.副作用はヨード造影剤の投与時より発現頻度は高い。
3.123I – IMP 投与時に苦味感や金属臭がすることがある。 
4.放射性医薬品の副作用は主に薬理作用によるものである。
5.131I – アドステロールの副作用の頻度は 123I – MIBG によるものより多い。

解 5

調査中?

27 甲状腺シンチグラフィで使用される放射性医薬品はどれか。2つ選べ。 

1.99mTcO4
2.99mTc – MIBI
3.99mTc – テトロホスミン 
4.111In – DTPA
5.Na123I

解 1、5

参考にしてください。各シンチグラフィの概要各シンチと放射性医薬品

28 心臓サルコイドーシスの 18F – FDG PET で正しいのはどれか。 

1.アミノ酸代謝を反映する。 
2.運動負荷をすることが多い。
3.18F – FDG 投与直後に撮影する。
4.20 時間程度の絶食が必要である。
5.18F – FDG 投与量は通常 37 MBq である。

解 4

調査中

29 腎動態シンチグラフィで正しいのはどれか。

1.99mTc – DTPA は尿細管から排泄される。
2.99mTc – DTPA ではレノグラム解析ができない。
3.99mTc – DTPA では移植腎の腎機能評価ができない。
4.99mTc – MAG3 では糸球体濾過率<GFR>を求めることができる。 
5.99mTc – MAG3 では有効腎血漿流量<ERPF>を求めることができる。

解 5

正解を選択するのが早いと思います。

  • 有効腎血漿流量(ERPF)→99mTc-MAG3
  • 糸球体ろ過量(GFR)→99mTc-DTPA
30 骨シンチグラフィで正しいのはどれか。 

1.小児では関節部の集積が高い。 
2.骨粗鬆症の診断に有用である。 
3.腎臓が描出されるのは異常である。 
4.ペースメーカは集積亢進像をつくる。 
5.放射性医薬品投与1時間後から撮影する。

解 1

小児では骨端部に集積が見られます。

31 ガンマカメラについて正しいのはどれか。

1.シンチレータは CsI:Tl が主流である。 
2.検出素子として半導体を搭載した装置がある。 
3.光電子増倍管は1検出器当たり 1,000 本程度である。 
4.位置信号はエネルギー信号で乗算することで正規化される。 
5.光電ピークに 30〜50%のエネルギーウィンドウを設定する。

解 2

1.シンチレータは NaI(Tl)が主流と思われます。

2.検出素子として半導体を搭載した装置がある。半導体カメラのことだと思います。

3.持っている教科書を見ると、使用される光電子増倍管の総数は大体20~90本程度と思われます。

4.位置信号はエネルギー信号で除算することで正規化されるそうです。 

5.光電ピークには通常20%程度のエネルギーウィンドウを設定するそうです。

32 PET 装置の二次元収集に対する三次元収集の特徴で正しいのはどれか。 

1.感度は変わらない。
2.検査時間を短縮できる。
3.減弱補正の精度が向上する。 
4.偶発同時計数の影響を軽減できる。 
5.頭尾方向の感度差が均てん化する。

解 2

二次元収集と三次元収集の大きな違いは、リング間のセプタムの有無だと思います。

二次元 セプタム有 感度は低いが定量性は良い

三次元 セプタム無 感度が良くなるので、時間短縮可能と思われます。散乱線や偶発同時計数が増加するため、減弱補正が煩雑化すると思われます。

33 副腎腫瘍の診断に用いられる放射性医薬品はどれか。2つ選べ。 

1.123I – MIBG
2.99mTc – ECD 
3.99mTc – MIBI
4.123I – BMIPP
5.131I – アドステロール

解 1、5

参考にしてください。各シンチグラフィの概要各シンチと放射性医薬品

34 18F – FDG 腫瘍 PET で SUV を計算で求めるために必要なのはどれか。2つ選べ。

1.体 重
2.血糖値 
3.血中の放射能量 
4.投与薬剤の容量 
5.投与薬剤の放射能量

解 1、5

SUV は、FDG集積量を評価する際に用いられる半定量的指標。体内に均一に分布したFDG濃度をSUV=1とし、病変部位の集積を評価する。 SUVの公式は次の通りです。

SUV = 組織放射能[Bq/g] / (投与量[Bq] ÷ 体重[g])

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