技師になってから、RI業務は行っておりません。だから不完全だと思いますが、少しでも参考になればと思います。
25 ポジトロン放射性薬剤と集積機序の組合せで正しいのはどれか。
1.13N – NH3 受容体結合
2.15O – COガス ヘモグロビン結合
3.15O – CO2ガス 酸素代謝
4.15O – O2ガス 化学吸着
5.18F – FDG アミノ酸代謝
解 2
各シンチと放射性医薬品を参考にしてください。
26 ウェル型電離箱放射能測定装置で正しいのはどれか。
1.β 線を測定することができる。
2.1気圧式は加圧ガス封入式よりも感度が高い。
3.1kBq 以下の放射能を測定するのに適している。
4.試料の位置による検出効率の変化は無視できる。
5.測定する核種の違いによる補正係数が設定されている。
解 5
調査中
27 半導体検出器を使った核医学装置で正しいのはどれか。
1.素子が小さいので半導体カメラのコリメータは必要ない。
2.術中プローブは手術中に高解像度の画像を得ることができる。
3.半導体カメラのエネルギー分解能は FWHM で 15%程度である。
4.半導体カメラの計数率特性はシンチレーションカメラより優れている。
5.半導体カメラの散乱線の割合はシンチレーションカメラと同程度である。
解 4
1.半導体カメラはコリメータを使用します。
2.術中プローブは手術中に検出効率の良い画像を得ることができる。
3.半導体カメラのエネルギー分解能は FWHM で 5%程度である。
5.半導体カメラの散乱線の割合は、シンチレーションカメラより少ないと思われます。
28 心筋シンチグラフィの極座標表示No. 4を示す。 矢印で示す心筋壁はどれか。
1.下 壁
2.前 壁
3.側 壁
4.中 隔
5.心尖部
解 2
29 骨シンチグラフィで正しいのはどれか。
1.検査当日は絶食が必要である。
2.心筋は生理的集積部位である。
3.疲労骨折の診断に有用である。
4.検査前日に下剤の内服が必要である。
5.放射性医薬品はアミロイド化合物である。
解 3
各シンチグラフィの概要を参考にしてください。
30 診断用シングルフォトン放射性医薬品の特性として望ましいのはどれか。
1.薬理作用がある。
2.β– 線を放出する。
3.複数の γ 線エネルギーを持つ。
4.半減期は長ければ長いほど良い。
5.目的とする臓器や組織に集積する。
解 5
割愛します。
31 認知症の核医学検査で正しいのはどれか。2つ選べ。
1.123I-IMP 投与3時間後の画像で診断する。
2.99mTc-ECD の投与は肺からの吸入である。
3.123I-イオマゼニルは前頭側頭型認知症の診断に用いられる。
4.123I-イオフルパンはLewy<レビー>小体型認知症の診断に用いられる。
5.アルツハイマー型認知症では123I-MIBGの心筋集積が保たれる。
解 4、5
パーキンソン病とレビー小体型認知症では、MIBGの心筋集積が低下するので補助診断として利用されます。
32 センチネルリンパ節シンチグラフィで正しいのはどれか。2つ選べ。
1.悪性黒色腫に用いられる。
2.99mTc-MDP を使用する。
3.放射性薬剤を静脈注射する。
4.リンパ節郭清範囲を決定するのに役立つ。
5.投与した薬剤は大循環を循環したのちにセンチネルリンパ節に集積する。
解 1、4
各シンチグラフィの概要を参考にしてください。
33 SPECT 像のノイズを軽減するのに最も効果的な方法はどれか。
1.回転半径を短くする。
2.収集時間を長くする。
3.マトリクス数を多くする。
4.エネルギーウィンドウを狭くする。
5.高分解能型コリメータを装着する。
解 2
各選択肢は、次のような時に有効と思われます。
1.回転半径を短くする。 → 空間分解能の向上
3.マトリクス数を多くする。 →空間分解能の向上
4.エネルギーウィンドウを狭くする。 →コントラスト、空間分解能の向上
5.高分解能型コリメータを装着する。 →空間分解能の向上
34 放射性薬剤を用いた動態機能検査の解析法に関係ないのはどれか。
1.洗い出し法
2.放射化分析
3.平均通過時間
4.クリアランス法
5.コンパートメント解析
解 2
放射線化学でやりました。放射化分析法は、非放射性の試料に放射線を照射してその生成核の放射能を測定する方法のことです。原子炉を用いる熱中性子反応が最もよく利用されます。
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